【ヘアケア対策】シャワーの適温はぬるめ?温度で髪は変わる!
シャワーの温度によって、髪の美しさが変わるのはご存じでしょうか。実は、シャンプー時の洗い流すシャワーの温度には「適温」が存在します。適温から外れた温度で髪を洗い流すと、パサついた髪と頭皮もしくはベタついた髪と頭皮になります。
本記事では、シャワーの適温と、なぜ温度によって髪や頭皮の状態が変わるのか、シャワーの温度を使い分けてヘアケアする方法についてご紹介します。
シャワーの適温はどのくらい?
シャンプーやコンディショナーなどを洗い流すときのシャワーの適温は、どのくらいなのでしょうか。
結論から伝えますと、適温はぬるま湯です。以下で詳しい温度やぬるま湯がいい理由を解説します。
適温はぬるま湯
シャンプーやコンディショナーなどを洗い流すときのシャワーの適温は、35℃~38℃です。
余分な皮脂を洗い流し、必要分の皮脂は洗い流さない適温は、体温と同じくらいの温度だとされています。
なかには40℃までなら適温だとしている説もありますが、乾燥しやすい頭皮や髪の方であれば、38℃が限界でしょう。40℃以上になると、髪と頭皮がダメージを受けやすくなるためです。
熱いとなぜ髪や頭皮はダメージを受ける?
油の粘性が弱くなって溶けていく温度は40~60℃ですので、40℃以上のお湯で洗い流すと油である皮脂を落としすぎてしまいます。
油の落ち方がわかりやすい例は、食器洗いです。
しつこい油を水につけ置きしておくか、お湯の中につけ置きしておくかで洗いやすさが非常に変わります。
水につけ置きすると油が冷え固まり、洗剤をつけてもすぐに洗い落とせません。しかし、お湯につけて置くと、すぐに洗い落とせませんか?
皮脂も同様、温度が上がれば上がるほど、良くも悪くも落としやすくなります。皮脂は頭皮の乾燥や外的ダメージを守る役割を持っているため、必要以上に落とすのは頭皮環境によくありません。
また、熱いお湯は髪のキューティクルを開かせ、痛みやパサつきを起こす原因となります。
結果、髪と頭皮は乾燥し、ダメージを受けてしまうのです。前項で40℃を推さなかった理由は、油の粘性が弱くなり溶けていく温度であるためです。
先ほど話した通り、もともと乾燥しやすい方は皮脂の量や水分が少ないため、ある程度残しておかなければなりません。このような方は皮脂を洗い流しやすい40℃ではなく、38℃までが適温といえます。
乾燥することで皮脂が過剰分泌されることがある
皮脂が必要な分まで流されると頭皮が乾燥し、かゆみやフケのもとになりますが、それだけではありません。
乾燥することで、むしろ皮脂を過剰分泌させ、頭皮や髪をベタつかせる可能性もあるのです。
皮脂は、もともと肌の潤い成分や水分を逃がさないための「蓋」として役割を担っています。しかし、その蓋がなくなることで、肌の中の潤い成分や水分は外に逃げやすくなり、乾燥が進んでしまいます。
皮脂が過剰分泌は、乾燥をさせまいと体が反応した結果なのです。
冷たいのも髪によくない?
冷たすぎる温度は皮脂を固めてしまいます。そのため、余分な皮脂や汚れが洗い流されず、髪や頭皮のベタつき、頭皮の臭いの原因になります。
とはいえ、デメリットだけではありません。
血行を促してくれたり、髪のキューティクルを引き締めてくれたりするメリットがあります。使い方を工夫することで、頭皮環境を整えるのに役立てられます。
次の章で、ぬるま湯、冷水、温水を使い分けたヘアケア対策をご紹介しています。
シャワーの温度を使い分けてヘアケアができる!
シャワーの温度を使い分けることで、誰もが羨む美しい健康的な髪と頭皮を目指せます。
以下で詳しい方法をご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
方法
シャワーの温度を使い分けてヘアケアする方法の手順は以下の通りです。
- 35℃~38℃の温度のシャワーで、シャンプー・コンディショナー・トリートメントをきれいに洗い流す
- 15℃~20℃くらいの冷水に変えて洗い流す
- 35℃~38℃にして洗い流す
- 最後にもう一度15℃~20℃くらいの冷水に変えて、髪と頭皮全体にかける
このように、交互にぬるま湯、温水、冷水で洗い流すことで、頭皮の血行がよくなり、キューティクルを引き締められます。
艶のあるきれいな髪に近づけますので、ぜひ試してはいかがでしょうか。
シャワーは適温にしてヘアケア対策をしよう!
今回は、シャワーの適温と、なぜ温度によって髪や頭皮の状態が変わるのか、シャワーの温度を使い分けてヘアケアする方法についてご紹介しました。
シャワーの温度によっては、ヘアケア対策にもダメージにもなります。
適温は35~38℃のぬるま湯で、熱すぎても冷たすぎても頭皮や髪に、乾燥やベタつきが生じます。
また、交互にぬるま湯、温水、冷水で洗い流すことで、頭皮の血行がよくなり、キューティクルを引き締められます。これらのヘアケア対策をぜひ実践していただき、きれいな髪を目指しましょう。